▲トップへ戻る

Uchino Lifestyle Designing タオルの内野 - 内野株式会社

タオルの知識

世界のタオル

世界中で使われているタオルの大きさや形状を分類すると、ヨーロッパ大陸型、アングロサクソン型(英米)、アジア型(中国、ベトナム、日本など)の3種類に大別できると言われています。 ループパイルを持ったタオルが発明される以前にも、世界各地で蜂巣(ワッフル)織りや粗い平織りの生地が拭くための布として用いられており、それぞれの歴史や文化が現在のタオルにも受け継がれています。

英語のタオルは「拭くための布」を意味する言葉で、ヨーロッパやアメリカの文化圏においては、一般に「水分を拭き取る」ために使う布だけをタオルと(またはそれに相当する各国の言葉で)呼ぶことが多いようです。表面にループパイルを持つ布であっても、体を洗うために使うものはウォッシュクロスと呼んで区別し、逆にワッフル織りや平織りであっても、水分を拭き取るために使うものをタオルと呼んでいます。タオルの大きさや厚さは地域によって少しずつ異なっていますが、それぞれの国や地域で目的とする用途やシーンに合わせた独自の大きさや厚さのタオルがつくられ、それが現代に至ったと考えられます。

タオルの素材は、現在ほとんどの国で綿が使われていますが、フィンランドなどの北欧地域では、サウナタオルと呼ばれる麻(リネン)のタオルがあります。このタオルはサウナ浴の後の汗を拭き取るだけでなく、ドライマッサージ用としても使われるため、硬めでシャリッとした刺激のあるリネンが適していると言われています。

日本では、タオルが伝わる以前には手拭いという平織りの布が使われており、この布1枚で入浴時に体を洗ったり入浴後の体を拭いたりしていました。

そして日本でタオルがつくられるようになってから、この手拭いとタオルの両方の長所を取り入れた「浴用タオル」が生み出されました。この浴用タオルは水に濡らしても絞りやすい薄さ、体を洗いやすい長さに設計され、乾いた状態で拭くことはもちろん、入浴時に体を洗うのに非常に適しています。この浴用タオルは、日本独自の風呂文化から生まれたタオルです。

各国のタオルのサイズと名称(代表例)

世界のタオルの名称


メニュー