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Uchino Lifestyle Designing タオルの内野 - 内野株式会社

タオルの知識

糸 – UCHINOは糸からオーダーメイド

UCHINOは糸からオーダーメイド

糸にこだわること、それは、タオルの触感と使い心地にこだわることを意味します。

タオルが肌に触れたとき、最初に感じるのは糸そのものの感触です。太さや撚りの強さ、構造や素材のブレンドなど、選ぶ糸によってタオルの触感はさまざま。

内野「UCHINO」では、目指すタオルに最適な糸を自らつくり出し、また、良いものは積極的に取り入れ、常に心地良い触感を追求しています。

市販されているタオルの多くは、普通糸(一般綿糸)をベースに作られています。一般綿糸とは、綿糸の3品相場で取引される糸もしくはそれに近いグレードの混綿糸のことです。

海外で生産されているタオルも同様に、その国で生産された混綿糸や輸入の混綿糸で作られていると考えられます。

また、タオルの品質を高めるためにエジプト綿などの高級原綿を使用したり、ストレッチ性や抗菌防臭性などの機能性を目的として、特殊な素材を使用する場合もあります。

さらに近年では、エコロジーの観点から、有機栽培の綿やくずわたを有効利用した素材なども注目されています。

代表例

中空糸 〜糸の中に隙間をつくり軽さを追求〜

中空糸とは、読んで字のごとく、一見普通の糸のように見えても、実は電子顕微鏡でのぞいてみると、中心近くにあるはずの繊維がない糸、すなわち中に隙間のある糸のことをいいます。

この糸で織られたタオルは、見た目よりも軽く感じられるため、はじめはちょっとした驚きがあります。さらに一度使ってみると、その軽さややわらかさ、乾きやすさに再び驚き、手離せなくなります。

中空糸ワッフルタオルの部分拡大 見た目にも軽やかな、中空糸ワッフルタオルの部分拡大。

未加工の糸の断面図。繊維がみっちりと詰まっている。 加工後の糸の断面図を見ると中空糸の構造がよくわかる。 左/未加工の糸の断面図。繊維がみっちりと詰まっている。
右/加工後の糸の断面図を見ると中空糸の構造がよくわかる。
* この写真は中空糸の一例です。
写真提供:倉敷紡績株式会社

無撚糸 〜糸を撚らないメリットはやわらかさと保温性〜

短い繊維を糸へと紡ぐ際、均一な強度を得るために、ほとんどの糸には、強い「撚り」が加えられます。強い撚りが加えられた糸は、安定した強さが得られる半面、素材本来が持つ触感が感じにくくなってしまいます。

そこで、あえて糸を撚らないとどうなるか?という逆の発想で開発されたのが無撚糸です。通常の糸の撚りを戻し、繊維の隙間に空気をたくさん含ませているので、そのやわらかさは格別です。

無撚糸で織られたタオル 無撚糸で織られたタオル。ふわっとした、やわらかさが伝わる。

通常の撚られた糸。繊維の一本一本が密着しているのがわかる。 糸の繊維間に隙間のあることがよくわかる、無撚糸の拡大写真。 左/通常の撚られた糸。繊維の一本一本が密着しているのがわかる。
右/糸の繊維間に隙間のあることがよくわかる、無撚糸の拡大写真。
写真提供:内野株式会社商品科学研究室


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