夏の睡眠不足はエアコンで解消!快適温度とパジャマの選び方
2024/07/31
今年も本格的な夏がやってきます。
蒸し暑く寝苦しい夏の夜は、なかなか寝付けなくて苦労する方も多いのではないでしょうか。
睡眠不足は体調不良だけでなく熱中症の原因になることも。 暑い夏を乗り切るには、よりよい睡眠環境を整えることが重要です。
そこで今回は夏の睡眠を快適にするための基本とベストなパジャマの選び方をご紹介します。
夏の夜の快適な睡眠環境
人のからだは、体内で熱をつくり出したり、表面から熱を外に逃がしたりしながら体温を調節しています。
一般に、人間が裸の状態で快適に過ごせる温度は 27~31℃ と言われ、衣服や布団の中は 温度 31~33℃、湿度 50~60% が最適な状態とされています。
夏場にこの状態を作りだすためには、以下の室内環境(室内温度・湿度)にすると良いとされています。
長袖長ズボンのパジャマを着て夏掛け布団などをかけて寝る場合
→温度 26℃ 前後、湿度 50~60%
半袖短パンのパジャマを着てタオルケット程度の薄手寝具をかけて寝る場合
→温度 27~28℃、湿度 50~60%
数字だとあまりピンと来ないかもしれませんね。簡単に言うと、心地よく眠れている初夏や初秋の環境に近いのが理想です。
ちなみに、もしも裸で寝る場合には 室内温度 29℃、湿度 50~60% くらいが良いとも言われています。
長袖?半袖? どっちで寝るのがいい?
寝る時のパジャマは、長袖長ズボンでも半袖短パンでも、どちらでもお好みでOKです。
ですが、冷えの気になる方や寝相があまり良くない方には、体温調整がしやすい長袖長ズボンのパジャマをおすすめします。
よく「エアコンを付けて寝ると体が冷えてだるくなるのよね。」という方がいますが、温度を下げ過ぎていなければ、それは室温とウェアや寝具のバランスが取れていないことが原因です。
エアコンを付けている状態は、例えるなら初夏か初秋の気候の中にいるようなものですので、長袖長ズボンのパジャマを着てバランスを調節して寝ることでこの悩みは解消できるでしょう。
エアコンの正しい使い方
就寝時に低い温度設定でエアコンを効かせてタイマーで止める方がいますが、エアコンが止まると元の温湿度に戻って寝苦しくなるため、これはおすすめできません。
エアコンはタイマーで止めずに朝までつけておき、一定の温湿度をキープする方が良く眠れます。
電気代が気になる方も多いと思いますが、エアコンは起動時の電力消費が最も大きく、連続運転時の電力消費量は比較的少ないため、つけたり消したりするよりもつけっぱなしの方が電力消費は少なくなくなるという研究報告もあります。
温度設定を少し高めにしておけば、寝る前から朝までつけている方が電気代が安くなる可能性があります。
なお、同じ寝室で、暑がりの方と寒がりの方が一緒に寝るというケースの場合は、エアコンの設定は迷わず暑がりの方に合わせてください。
寒さはパジャマと寝具でいくらでも調節出来ますが、暑さはそうはいきません。
暑がりの方が半袖短パンで快適に寝られるエアコンの設定に合わせて、寒がりの方のパジャマと寝具を決めると良いでしょう。
夏のパジャマは「綿のガーゼ」が1番
先にも書きましたが、エアコンで室内環境を整えている場合、パジャマは体温調整がしやすい長袖長ズボンがベストです。
もちろん生地の素材も重要ですが、手首足首までカバーすることによって外気と皮膚の間に快適な温度帯を作ることができます。
逆に少し高めの室温で手足を露出させている方が心地よく眠れるという方の場合は半袖短パンがおすすめです。
半袖短パンの場合は衣服内に熱気がこもりにくいよう、衿や袖、裾などの開口部が広く、全体にゆったりとして余裕のある形が快適に眠れます。また、半袖短パンは関節の可動域が大きく寝返りが打ちやすいというメリットもあります。
パジャマの素材は「綿のガーゼ」が1番です。
夏と言えば吸水性がよくさらっとした肌触りの麻というイメージがありますが、麻(リネンやラミー)は綿に比べて繊維が硬く肌に沿いにくいため、衣服内の環境を快適に保つという点ではしなやかな綿の方が優れています。
暑い季節のパジャマは、身体から出る熱や水蒸気、汗を効率よく放出または吸収して衣服内の温湿度を快適な状態に保ち、さらに水分を素早く拡散させて乾かすことが求められます。
その条件を満たすには、吸水性と吸湿性に優れた綿素材と、通気性と速乾性に優れたガーゼ組織の組み合わせがベストです。
エアコンの設定温度が変わる!?最涼ガーゼパジャマ
ここからは、暑い夏の夜も質の高い眠りへ誘う、涼しいだけじゃない、快眠のための機能を満載したクレープガーゼ®パジャマのご紹介です。
このパジャマの生地は、タオルの製造技術をもとに開発した3層構造のガーゼで、通常よりも約40%細い糸を使用して3層に織り上げ、生地表面を弛ませてクレープ織物(凹凸の縮みしわを出した織物)のようなシワを作っていることからクレープガーゼと名付けました。
綿のガーゼといえば通気性の高さが特長ですが、クレープガーゼ®はその通気性が従来のガーゼの 1.5~1.8倍、綿のTシャツと比べるとなんと7倍以上!
まさに風が通り抜けるように涼しいガーゼです。
また、吸水性があるため汗をかいてもべたつきにくく、吸収した汗を素早く拡散して広い表面積で乾かすため、気化熱による冷却効果も期待できます。
綿のTシャツでは蒸れて寝苦しい夜も快適に眠れるので、エアコンの設定温度が変わるかもしれませんよ。
生地の中に空気をたくさん含むため、保温性が高いのも特長の1つです。
夏物パジャマで保温性は意外な感じもしますが、朝方は気温が下がることも多いため、適度な保温性があることは快適な眠りを妨げないために重要なポイントです。
冬物パジャマの代表格である綿ネル生地に匹敵するほど高い保温性ですが、これは生地の中に含んでいる空気の層による効果です。同時に高い通気性も備えているため、蒸れて暑苦しくなるようなことはありません。
また、身体の動きを妨げないように少しゆったりとしたシルエットに仕上げ、衿や袖、裾などの開口部を広めにとることによって衣服内の熱気が抜けやすくもなっています。
クレープガーゼ®には、Tシャツやワンピースなどのルームウェアのラインナップも豊富に揃えています。
UCHINOのさわやかガーゼウェアで、夏のおうち時間を快適にお過ごしください。
まとめ
暑い夏の夜に快適に眠るためにはエアコンを活用して、パジャマや寝具に合わせた室内環境に整えましょう。
エアコンは朝までつけて温湿度をキープして快眠を妨げないようにし、夏に適した綿のガーゼ素材のパジャマを着ることで、夏の暑い夜も快適に眠ることができます。
夏の暑い夜は、快適な環境づくりと快適なパジャマで乗り切りましょう。