ギフト

2020.05.07

入学祝いのお返し。内祝いの時期やマナーは?おすすめ内祝い5選

入学祝いを受け取った場合、入学内祝いは必要なのでしょうか?それともお祝いを受け取ったのが子供だから不要なのでしょうか?

入学内祝いを贈る風習は地域差が大きいですが、現代ではお祝いを受け取ったらお返しとして内祝いを贈ることが一般的です。

今回は入学内祝いを贈る際のマナーとして、内祝いを贈る時期やのしの書き方・水引の選び方をご紹介いたします。


入学祝いのお返しは必要?不要?




「内祝い」とは、結婚や出産などの慶事があった際に、その幸せを御裾分けするという意味で、親戚や友人・親兄弟などに物品などを贈る風習のことです。

現代では、いただいたお祝いのお返しという意味合いで内祝いを行うという考え方が多くなってきていますが、内祝いはお祝いを受け取る前に行うことで、お返しという意味で行うことではありませんでした。

入学内祝いも同じで、お祝いを受け取る子供には収入がないため、自分でお返しすることができないという背景から、そもそも入学祝いのお返しは必要ないというのが原則。

しかし現代では前述したようにお返しとして内祝いを行うようになりつつあるので、一般的にはお返しとして入学内祝いを用意したほうが良いと言えます。

しかし内祝いを贈る際に、相手に同じ年齢の子どもがいる場合は、入学祝いと入学内祝いがかぶってしまうため、煩雑さを防ぐために入学祝いのお返しは御礼状や電話でお礼を言う程度にとどめておくのがマナーです。


入学祝いのお返しの時期

入学祝いや出産祝いなどお祝いの金品を受け取ったら、内祝いを贈るのは1か月以内が原則です。

あまり遅くなるとかえって相手方に失礼となるため、入学祝いを受け取ってから1か月を過ぎないように内祝いを贈るようにしましょう。


入学祝いのお返しの金額

入学祝いをお返しする相手によって、お返しの金額は異なります。

例えば子供の祖父母の場合は、子供の晴れ姿が何よりのお返しになります。

そのため入学式の晴れ姿をアルバムにして送る、あるいはいただいたお祝いで何を買ったのか分かる写真を御礼状に添えるなどすれば、感謝の気持ちが相手により伝わります。

祖父母に「お返しに気を遣わせてしまった」と感じさせてしまうことは避けたいので、お返しはほどほどにしておくことがマナーと言えるでしょう。

また、親戚や知人への入学内祝いは3分の1~半返し程度のギフトが一般的です。

出産祝いの際はお子様の名前が刻印された品が人気でしたが、入学内祝いでは子供の名前を刻印した品を選ぶことは少なく、後述する商品券やタオルなどの日用品や、カタログギフトが人気です。


入学祝いのしマナー

お祝いに使用されるのしには、「結び切り」や「蝶結び」といった種類がありますが、結び切りはその人にとって“何度も繰り返したくないお祝い”の際に使用するため、結婚や快気祝いの際に使用します。

入学祝いの場合は、小学校・中学校・高校・大学と、何度繰り返してもおめでたいお祝いのため、何度でも結びなおせる蝶結びの水引を使用します。

また、のしは包装紙の内側にかける「内のし」が定番です。
のしは水引よりも上に「内祝い」と記し、水引より下に子供の名前を記載します。


入学内祝いのおすすめ5選




ここまで入学内祝いのマナーについてご紹介してきましたが、いざ入学内祝いを選ぶとなると「どれを選んだら良いのか分からない」と悩まれている方が多いのではないでしょうか?

入学内祝いでは相手が喜ぶものを選ぶようにし、子供の名前入りなど使うのに困るものを選ぶのは避けるようにします。

ここからは、入学内祝いで人気のギフトを5つご紹介いたします。

1.商品券

現金や全国共通の商品券は、相手を選ばない内祝いの王道ギフトです。

そこまで親しくない知人や、数回しか会ったことがない親戚など、相手に何を贈ったらいいのか迷った時は、商品券を贈る方が多く王道の内祝いとして人気です。

2.タオル

どの家庭でも必ず使用するタオルは、内祝いの中でも特に人気のギフトです。

入学内祝いでタオルを選ぶ際は、肌触りがよく吸水性に優れたタオルギフトがおすすめです。
自分では買わないようなワンランク上の上質なタオルをセットしたギフトは、どんな相手に送っても必ず喜んでもらえます。

3.お菓子・スイーツ

会社関係者やご近所の方など、相手が家族で住んでいる場合はお菓子やスイーツが人気です。

入学内祝いでお菓子やスイーツを選ぶ際は、賞味期限が日持ちするものを選ぶ他、小包装になっているものを選ぶことで、日持ちを気にせず最後まで美味しく食べることができます。

4.コーヒー・紅茶

コーヒーや紅茶の中でも、インスタントでその場で手軽に飲めるスティックコーヒーや紅茶パックが特に人気です。

インスタントコーヒーや紅茶パックは、専用の道具の有無やお湯の温度を気にせず誰でも美味しく飲むことができるためおすすめです。

また、相手がコーヒーと紅茶どちらが好きなのか分からない場合は、コーヒーと紅茶の両方同封されているギフトを選ぶようにしましょう。

5. カタログギフト

カタログギフトは、内祝いの金額に応じたギフトのカタログを贈ることができ、受け取った相手はカタログギフトから自分が好きな商品を選ぶことができます。

最近ではフォトブックやお子様の写真入りポストカードのお礼状がついたカタログギフトが用意されているので、祖父母への入学内祝いとしておすすめです。


まとめ

入学内祝いを贈る時は、入学祝いを受け取ってから1か月以内に贈るようにします。
また、入学内祝いののしは「蝶結び」の水引を使用し、水引の上に「内祝い」と記し、水引の下に子供の名前を記すようにしましょう。

お返しの品に困ったら、ご紹介したギフトを参考にしてみてください。