紀州備長炭繊維
炭のチカラをタオルに
ウバメガシを1300度という超高温で焼き上げた最高級の木炭、紀州備長炭。白炭と呼ばれるこの炭は、焼きムラが少なく均質で、不純物が少なく、においが少ないのが特長です。
近年、炭は燃料としての用途だけでなく、炭そのものが持つ調湿や消臭の機能も注目されています。これは、炭の表面にある無数の小さな孔が、水蒸気やにおいの原因となる物質を吸着する性質を持っているため。
この備長炭を超微粒子にし、特殊な技術でレーヨンの中に練り込んだ紀州備長炭繊維。そして、これと綿花を混紡した糸で織られたタオルが紀州備長炭繊維のタオルです。
紀州備長炭繊維はレーヨンの製造過程で備長炭を混ぜ合わせ、炭そのものが持つ色合いを生かしているため、洗濯や摩擦で色落ちすることがありません。
備長炭の「ねらし」工程
窯の温度が上昇した段階で、窯口を少しずつ開け、窯の温度を一気に約1300度まで上げ、焼き上がった炭を素早く窯の外へ取り出し、消粉をかぶせて急冷させながら火を消すとでき上がる備長炭。この「ねらし」という工程により、不純物の少ない多孔質で均質な、さまざまな機能を持った炭となるのです。