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Uchino Lifestyle Designing タオルの内野 - 内野株式会社

タオルの知識

麻日本でも古くから親しまれてきた“麻”は、植物そのものを利用してつくられた繊維です。麻と呼ばれる植物や繊維はいくつもありますが、現在日本では、リネン(亜麻(あま))とラミー(苧麻(ちょま))の2つの繊維を麻と呼んでいます。

リネン

植物の亜麻の茎からつくられるリネンの歴史は古く、紀元前8000年には使われていたと言われています。古代ギリシャ、ローマ時代には貴婦人に好まれ、ヨーロッパを中心に、衣服のほかにも、テーブルやベッドリネン、タオルなど、文明の発展と共に生活に欠くことのできない素材として愛用されてきました。
吸放湿性に優れ、清涼感が高いため、特に夏場に好まれて利用されてきたリネン。使い込むほどにしなやかになり、肌になじんでくるのが特長です。

ラミー

中国やマレー半島で古くから栽培され、紀元前2200年頃には使われていたというラミー。日本では「からむし」「まお」「からそ」と呼ばれ、綿花が渡来するまでは、衣服の素材として貴族から庶民まで広く用いられてきました。 植物繊維の中では最高の強度を持ち、シャリ感、張りが強く、肌にまとわりつかないのが特長です。吸放湿性と吸水性、乾燥性に優れ、心地良い刺激が人気です。また、ほかの植物繊維にはない、美しい光沢も魅力です。

リネンとラミーの比較

丈が短く、細くやわらかいリネン丈が長く、やや太く、強靭なラミー

清涼感という共通点はあるものの、同じ麻でも性格の違うリネンとラミー。
丈が短く、細くやわらかいリネン(左)は、地色を生かした亜麻色と素朴な風合いが人気。一方、丈が長く、やや太く、強靭なラミー(右)は、絹のような光沢を持ち、美しい白さも特長です。
日本でも、各地でさまざまな織物として使用されてきました。


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